LSFTC
ボイラー用水水質改善機器
「清缶剤」が不要になるボイラー用水水質改善機器『 LSFTC 』は、設置した日から清缶剤・薬剤(スケール除去剤を除く)・脱酸装置の設置が不要になります。
通常、ボイラーに給水される水中の溶解性蒸発残留物(主に硬度成分)は、ボイラー内で次第に濃縮され、飽和状態(硬水)になって析出し、スケールとなって熱伝導面に付着します。この現象は、ボイラーの熱伝導率を低下させると同時に、ボイラー過熱の原因となります。
これを防止するために、一般的には「清缶剤」と「軟水装置」が使用されています。この「清缶剤※」が不要になるというボイラー専用の画期的な装置が『LSFTC』ボイラー用水水質改善機器です。
※清缶剤という名称を使わずに「薬剤」という表現をしている場合もあります。
『 L S F T C 』の 効 果
- 設置した日から清缶剤・薬剤(スケール除去剤を除く)・脱酸装置の設置が不要になります。
- 清缶剤等投入機器及び脱酸装置の場所・人件費が不要になります。
- 水中溶存酸素によるボイラ壁面の発錆を抑制します。
- 導入初期(2~6ヶ月)はスケール等の剥離増量のためブロー回数を多くしますが、その後は電気伝導率が安定するため、ブロー回数が減り、水道料及び燃料費や電気使用料が低減します。
- 設置数ヶ月後以降からボイラ内壁スケールの剥離が始まり、熱伝導率(熱効率)がUPします。
- 清缶剤を使用しないため、担当者の健康管理や排水の環境汚染の心配がなくなります。
※効果を保証するものではありません。
>>本機と清缶剤を同時に使用することは、絶対にしないで下さい。
>>本装置はボイラの経年(8年以上使用)における金属疲労や耐久性を保証するものではありません。
>>硬度成分除去目的の軟水装置等は、これまで通り使用して下さい。(本機は軟水化目的の機器ではありません)
これらの効果を確認するために、メーカーのラコス社は、10年前より試験設置を行ない、設置方法や効果測定(公的指定機関の水質試験結果)等を実施。その結果、予想以上の効果数値を得ることが出来ました。
設置後、清缶剤を不使用。ボイラー内壁面はスケール(カルシウム・マグネシウム・シリカ等)の付着はなく、黒錆化が進行。 本機器の設置により、清缶剤をはじめとするボイラー関連薬剤のコストダウンは勿論、関連経費の節減で、周辺コストを大幅にダウンすることが可能になりました。そして有機JAS製法の規格に合致するとともに、ボイラー担当者の健康面への心配がなくなります。
製品ラインナップ
型式 | サイズ(mm) | 本体空重量(kg) |
① LSFTC-40T | 180×870 | 20.0 |
② LSFTC-50T | 200×870 | 25.5 |
③ LSFTC-65T | 265×870 | 42.0 |
④ LSFTC-80T | 320×870 | 64.0 |
⑤ LSFTC-100T | 385×870 | 70.0 |
⑥ LSFTC-125T | 430×870 | 80.0 |
※事前に聞き取り調査(ヒアリングシート)や現地ボイラー確認調査を行った上で適切な型式を決定します。

・提案書、概算見積書を提出
・採用決定後、現地確認
・設置工事及び水質検査費用見積
・発注(本体・付属品製造は約2週間)
・納品・設置工事(清缶剤の補給及び脱酸装置使用中止)
・設置12カ月目:メンテナンス(管体及び濾材洗浄、濾材補充)
・以降、1年毎にメンテナンス業務